食材コラム「シラウオ」
DAY | 2006年03月09日
3月になりました。春はもうすぐです。
今月からは毎週、その季節にちなんだ食材をピックアップし、皆様にご紹介します。
皆様の食事の時間にほんの少しお邪魔させてくださいね。
今週は、春を告げるシラウオ。
「月もおぼろに白魚の、縢(かがり)もかすむ春の空」
江戸歌舞伎の《三人吉三》大川端での名台詞にもあるように、隅田川のシラウオは有名でした。
この隅田川のシラウオ、実は伊勢から種を取り寄せ品川あたりに蒔いたとの説を耳にした事があります。
体調10~15cm、そもそもシラウオは汽水域に生息し、美しい指をシラウオにたとえるように、カラダは半透明。火を通すと真っ白なカラダになります。汽水域とは、河川の最下流部に位置し、海水と混ざる場所です。ここには多くの栄養素が流入し植物プランクトンが増えます。その植物プランクトンを目的に、多くの様々な水中の生命体が生息し、海に比べてたくさんの生き物が育まれているのでした。
シラウオは基本的に熊本や四国より上の北緯で全国の汽水域に生息しています。島根県宍道湖では、宍道湖七珍と呼ばれる生き物がいます。
ヤマトシジミ、ウナギ、ワカサギ、ヨシエビ、コイ、スズキ、そしてシラウオ・・・。よく「踊り食い」と言われているのは、シロウオ。これはハゼ科の軟骨魚。
シラウオとは別物。シラウオも踊り食いさせてくれるところはありますが、どちらかと言うと踊り食いはシラウオ・・・。
シラウオしか知らなかった私にとっては、なんだか豆知識を仕入れた気持ちでこの情報を何人もの人に得意げに話しています。(笑)
そんなシラウオは、あんなに小さなカラダですが、たんぱく質は100g中13.6gとタップリで、カルシウムも豊富。
しかも、残すことなく、丸ごと食べる事ができます。
地域によっても異なりますが、2月前後から漁にはいり、4月終わりまで続きます。
3月14日までのデリメニューでは、菜花と一緒に卵白卵とじになって登場。
すぐそこまで来ている春を感じながら、たっぷりお召し上がりくださいね!
トータル・ワークアウト
パーソナル・トレーナー 池澤 智

