トランス脂肪!!
DAY | 2006年05月16日
お天気の良かったゴールデンウィーク! 皆様はどのようにお過ごしになられましたか? 私は仕事でアメリカに行っておりました。
毎回アメリカに行くと、そのFitnessの移り変わりの速さに驚きます。そして、トレーニングだけでなく、食に関しても同様で、とにかく徹底したフルチェンジが行われているのです・・・。例えば、以前にもお話したように、10年前はなんでもかんでもFat Free!!でした。脂肪さえ食べなければOKの時代。そして現在では、Low Carb(低糖質)の時代です。街中のコーヒースタンドにも「Low Carbマフィン」とやらが並んでいます。昨年11月に行った時にはまだ名残のあったFat Freeは、今や化石となったのか?ほとんどのお店で見つけることができませんでした。
そして新たに登場したのが、「Trans Fat 0g」の表示です。トランス脂肪? 時代の流れにのっていない自分に不安と焦りがどどーっと押し寄せてきた瞬間でした。それもそのはず、「Trans Fat 0g」表示はいたるところで発見され、いや、記載のないものを見つけるほうが大変だったのですから。今回はこのトランス脂肪についてお話します。
トランス脂肪とは、、、植物性油(魚油を含む)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニング、ファットスプレッドを製造する時に望まないのにどうしても出来てしまう、いわば「奇形油脂」です。これは冠状動脈疾患の危険を増やし、アレルギーを増悪させるといわれています。日本ではほとんどの加工食品に含まれているのに、カラダに悪いという事は知らされていないらしいのです。そして恐るべきことに学校給食にも使用されているようです。アメリカでは2006年1月から表示が義務化されています。クッキー、クラッカー、パン、ケーキ、コーヒークリーム、アイスクリーム、レトルト食品類などに含まれるトランス脂肪はカラダに良くない!!と国をあげて伝えている脂肪なのに、どうしてこんなに使用されているのかというと、「ぱりっ」とした食感を加えることが可能になるのだそうです。そもそも、第二次世界大戦中にドイツではバターが不足したため、液状の植物油を水素化することによって液状ではない油脂に変えて、人造バター(マーガリン)としてバター不足を補っていました。ここにトランス脂肪が生まれたのですね。
健康のために動物性脂肪より、植物油を!!と心がけていた人も少なくはないと思いますが、部分的にしろ水素化された瞬間に、それは植物性の不飽和脂肪酸からいわゆる動物性の飽和脂肪酸になってしまうのです。…私の中で『大丈夫』の基準が変わってしまう出来事でした。
トータル・ワークアウト
パーソナル・トレーナー 池澤 智

