COLUMN  コラム

駅弁

DAY | 2007年03月23日

今月創刊した「GRACE」という雑誌を片手に、新幹線に乗った。
『光る風』そんな心地よい響きの書き出しに、雑誌のタイトルどおり、優雅な気持ちになっていた。

私の場合、東京と大阪を1週間に2回往復する事は珍しくない。
この日も、今週2度目の関西出張だった。
優雅なのはいいけれど、空腹状態になんだか貧しい気持ちになっていた。Bel-Airでプロテインバーガーでも買ってくればよかった。そんな風に思いながら、私は駅弁を買うことにした。そしてまず、そのネーミングにちょっと笑えた。

『21世紀弁当』ものすごく期待できるネーミングである。 『江戸歌舞伎』何が入っているのだろう? 『特選東京』これはケビンさんが好きだと言っていた。「特別な人が選んだ弁当だ」と信じているらしい。『鳥づくし』トータル・ワークアウトのお客様専用?なんて思いながら、迷ったがあと5分で発車してしまうという焦りとともに、選ぶ基準があやふやになってきた。しかも、中身の写真を見る限り、こっちのこれと、あっちのあれが一緒になっていたらなぁ・・・なんて思ってしまう。そうこうしているうちに、3分前になったので、とりあえず『21世紀弁当』と『鳥づくし』を買った。お茶を1本しか買わなかったので、大飯食らいと思われたかも、、、(ちなみにいつも私はお弁当を2つ買う)。まぁ、いいや。取り急ぎ傾かないように注意してダッシュした。

『鳥づくし』は、その名の通り鳥だらけだった。しかし、皮を取れば食べる部分が少ないし、マリネやつくねやから揚げ・・・。職業病か目で見るだけで『もも肉』だと判断できる自分をちょっと自慢に思う。そして、『21世紀弁当』はカラフルなものがたくさん入っているけれど、焼き魚と野菜の煮物くらいしか食べる物がなかった。
最近は駅弁のふたのところにエネルギー表示がされている。ほとんどが1000Kcal近くある。そして一番大きな割合を占めているのが、糖質。実に100g近い。すごすぎる。だってお握りひとつで糖質が約30gなんだから・・・。糖質ボックスだ。う~ん、見てみると相当なご飯のスペース。駅弁って結構太る要素満載だなぁと改めて思った。

日本最古の駅弁は、1885年7月16日、この日開業した日本鉄道宇都宮駅で販売されたもので、握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んだものであったらしい。現在のような折詰に入った駅弁は、1889年に姫路駅で発売されたものが最初だという。そんな歴史あるものも、最近では、その駅でしか購入することの出来ない価値ある食べ物として、私たちの列車に乗る楽しみの一つになっている。しかし、もう少し『カラダ変身弁当』とかできたらいいのにと思わざるを得ない中身に、少しの間「光る風」を窓越しに考える時間があった。

次の日、私はケビンと移動をする事になっていた。私は名古屋へ、ケビンは東京への移動。
昨日からちょっとしたマイブームの駅弁の話をしようと思っていた。そしたら、ケビンはゆで卵を5つとさば寿司、それとお弁当を買っていた。彼は新幹線に乗ると、そのゆで卵を窓のふちのところにひとつずつ転がらないように並べた。転がらないようにするために割り置きをしている。接着面が割れて固定されている卵を見たとき、さすがに大笑いした。そして、ケビンはさば寿司のさばを食べていた。食べられる部分を選りすぐる姿を見て、うちのボスも努力しているんだなぁ、とおもってしまった。名古屋で下車した私はもちろん駅弁探検をした。すごい!たくさんの種類がある。『味噌カツ弁当』『名古屋弁当』『名古屋コーチン弁当』『豪華花御前』なんだか華やかだった。「全部、どれでも、おいしいよ!!」なんていう厄介なアドバイスをする定員に、なんだか、それらを食べる気分にはなれなかった。でもこうして考えてみると、何を食べると、自分のカラダがどうなるか?を自然に考えることって大切だと思う。きっと時々食べるご褒美のスウィーツと、それをリセットすべく食べ物を目の前にある食材から選べる能力。それは財産になる。

そんなこんなで、今回もう1冊レシピブックを書かせていただいた。内容は、リセットできる食材のすべてが集約されている。そしてレシピはすべてTOTAL Workout Cafe´のメニュー開発者のシェフが100品作ってくれた。ぜひぜひ食のバイブルに・・・。ご一読いただければ幸せです。

トータル・ワークアウト
パーソナル・トレーナー 池澤 智

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PROFILE

池澤智
いけざわ とも
PROFILE

トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
女優やモデル、アーティストなど多くの有名人やセレブの肉体改造を手掛け、高い評価を得ている。 その傍らトータル・ワークアウトの理論に基づいたオリジナルフードの開発も行い、店舗展開や著書など 幅広く活動している。

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