COLUMN  コラム

12月23日

DAY | 2007年12月05日

皆さん一度は何かしらの「コラム」を読んだことはあると思う。しかし、書いたことのある人となると、その数はだいぶ減るのではないだろうか。今回このコラムを書く機会を頂き、やさしい上司である池澤は私にこう言った。「何もテーマがないと難しいでしょ?じゃあ、天皇誕生日で・・・」。やさしいだろうか?初めて書くコラムのテーマが「天皇誕生日」。

幸いなことに、身近に同じ12月23日に生まれた人物がいた。たった3人しかいない私と同期のパーソナル・トレーナーの一人、吉田雄彦である。通称「たけさん」の名で親しまれている彼に、私が初めて会ったのは今から7年前。周りがコートやダウンを着ている中、キャップにTシャツ(今はなき格闘技団体RINGSのロゴ入り)、ジーンズ姿の彼は、その見かけ通り当時から人一倍代謝が良かった。彼を語るにはこの1回のコラムではおさまりきれないため、今回は大きく「食」「トレーニング」の2つのテーマに分けて、彼の魅力について語りたいと思う。

1.「食」
現在「高たんぱく、低脂肪、低糖質」の食事については、だいぶ世間に浸透してきていると思われる。日常の食生活でもご飯を控える人が増えたり、食品売場を見渡しても「カロリーゼロ」や「低脂肪、無脂肪」の食品が増えている。しかし、たけさんの場合そのストイックさが人とは違う。家から持参した巨大タッパーの中には、ゆで卵の白身10個に鶏胸肉3枚・・・。シンプルイズベスト。確実に結果はついてくる。

数年前、トータル・ワークアウトに入社したての社員を連れて「大戸屋」という定食屋へ食事に行ったことがあった。当時、社員は入社してすぐに行う「3週間プログラム」で体重を10kg増やすことを目標としていた。当然の如く、ここでもたけさんは魅せてくれた。大戸屋へ行ったことのある方ならご存知だと思うが、ここでは定食1人前がだいたい700円前後で食べることができる。オーダーをして数分後、明らかに人数よりも多い料理が次々とテーブルに運ばれ、最終的には置ききれず、隣のテーブルを拝借することになった。傍から見れば、どこのレスラーが来たのかと思われていたに違いない。さらに十数分後、私達が1人前の定食を食べ終えるのとそれほど変わらず、たけさんはきれいに全ての料理を平らげていた。私の記憶が間違いでなければ、たけさん一人で会計は3000円を超えていた。この食事会で、入社したての社員はたけさんの偉大さを知ることになった。

2.「トレーニング」
彼は現在渋谷店に勤務しているが、私がミーティングなどで渋谷店へ行くと必ずと言ってよいほど「清隆、とりあえずスクワットやってから帰ろうぜ」と言われる。(注;スクワットはとりあえずやるものではありません)

そんなたけさんが好んで行うもののひとつに、「乳酸」と言われるトレーニング方法がある。乳酸自体は筋肉の細胞の中に溜まる疲労物質である。筋肉が力を出すときに使用する、筋肉の中のアデノシン3リン酸(ATP)は限られた量しかない。このATPの量を増やして、筋肉の回復力を高めるのが「乳酸」である。例えば、バーを肩に担いで屈伸運動をする「スクワット」を例に挙げると、通常13回、10回で終えるところを、体を大きくしたい人の場合、さらに8回行いその後インターバルなしで10回ギリギリできるくらいの負荷に設定しスクワットを行う。脚は生まれたての子牛のようにふらふらになるが、こうすることでわざと乳酸を溜め、回復力を高めるのである。
たけさんとトレーニングをすると、必ずといってよいほどこの「乳酸」が入る。二度と一緒にやるかと思ったことは数知れない。しかし思い返してみると、たけさんと共にトレーニングをした3週間ほど、自信を持ってわざと小さめのTシャツを着た時期はない。

今度渋谷店へ行ったら「たけさん、とりあえずスクワットやってから帰りませんか」と言ってみよう。

トータル・ワークアウト 
パーソナル・トレーナー 花澤 清隆

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PROFILE

池澤智
いけざわ とも
PROFILE

トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
女優やモデル、アーティストなど多くの有名人やセレブの肉体改造を手掛け、高い評価を得ている。 その傍らトータル・ワークアウトの理論に基づいたオリジナルフードの開発も行い、店舗展開や著書など 幅広く活動している。

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