COLUMN  コラム

うに

DAY | 2008年09月26日

先日カウンセリングをさせて頂いた時に、私はお客様とこんな事を話した。
「カラダの脂肪を落としたいのだけど、食べたらいけないものって?」
そんなお客様のご質問に対して、「そうですね。やはりこれ以上脂肪を増やすというのはナンセンスなので、まずは脂肪の多い食べ物は控えましょう。
例えば、脂身の多いお肉とか、牛乳、生クリーム、チーズなどの乳製品・・・。あっ、それからうに、いくらなどの魚卵系も注意が必要ですね」と・・・。
そう、『うに』や『いくら』の魚卵系は、かなり脂肪分が多い食品だ。美しいバラにはとげがあるように、美味しい物には脂肪があるのだ。
あの時カウンセリングしたお客様には申し訳ないが、次の日の朝早起きして、築地に『うに』を食べに行ってしまった。(笑)

関西から、東京に出てきて9年、始めて『築地』に行った。
駅周辺は既にお魚の磯の香りがした。海みたいだった。
そして、せりの大きな声につられて一緒に行った友人に、「智ちゃん、声が大きくなっていてうるさい!」とか言われて、恥ずかしい思いをした。

『築地』は遡ること江戸時代、1657年の明暦の大火の際に焼失した浅草の本願寺を移転させるために、佃島の住人によって埋め立て地として作られたものだそう。その後、浄土真宗の寺院や墓地が次々と建立され、その周りは寺町のようになった。1869年には、築地鉄砲州(現在の明石町)に外国人居留置も設けられ、在日アメリカ人子弟向けの学校であるアメリカンスクール・イン・ジャパンの校舎が1902年の開校時に設けられた。
そして、1923年関東大震災が発生、再び一帯が焼け野原になり、帝都復興計画に基づいて晴海通りや新大橋通りなどの大規模な道路建設と区画整理が行われ、それに伴い多くの寺院が移転していった。1935年に日本橋の魚河岸が築地の海軍用地に移転されてから、今の築地のように場外にも市場が形成されるようになったらしい。

そんな地に足を踏み入れ、声も大きくなりながら、『うに』を求めて歩く自分をちょっとおかしく思ったりもしたが、目的のお店に着いて、人には控えたほうが良いという話をした『うに』の沢山のったスペシャル海鮮丼を食べることにした。磯の香りとぷりぷりした食感がとても心地よく、『うに』ってこんなに美味しかったかなぁ?なんて思いながら、下に敷き詰められたすし飯を残し、キレイに上の海鮮をたいらげた。
こんなに美味しいのだから、今度のコラムには『うに』のちょっといいところを書こう!とこじつけの理由で、今回のコラムになった。

『うに』は、そもそもなまこヒトデの仲間で、世界中に900種ほどおり、そのうち日本近海では百数十種ほど知られている。『うに』は、『このわた』(なまこのはらわたの塩辛)・『からすみ』(ぼらの卵巣を塩漬けにして干したもの)と一緒に三大珍味といわれている。
『うに』の栄養素は、たんぱく質、ビタミン、リン、鉄分などの栄養素が豊富に含まれており、中でも肌荒れや眼精疲労に効くビタミンAは豊富で、うに100g中1200IU(成人の1日の所要量は2000IU)もあるらしい。うまみ、とろみはアミノ酸の一種「メチオニン」という物資によるもので、この他グリシン酸、グルタミン酸、イノシン酸といったアミノ酸も含まれている。リンは骨代謝に、鉄分は貧血防止に効果があると言われている。
100gのカロリーは120~148kcal、水分71.5g、たんぱく質15.8g、脂肪8.5g、糖質2.0gと言う栄養成分になっている。
脂肪をつけたくない!という観点からはNGの食品かもしれないが、肌の調子を整えたり、眼精疲労からの回復という観点から見るとOKの食品だと思う。

結局、食べていいもの、悪いものっていうのは、どんなことが基準で良いか悪いか?という事。包丁だって、調理をするには必要なものだけど、凶器として人を傷つけることだって出来る。
今回の私は、ちょっと眼精疲労だったような感じがするので(すごく苦しい・・・)、良しという事にしておこうっと。。。

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PROFILE

池澤智
いけざわ とも
PROFILE

トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
女優やモデル、アーティストなど多くの有名人やセレブの肉体改造を手掛け、高い評価を得ている。 その傍らトータル・ワークアウトの理論に基づいたオリジナルフードの開発も行い、店舗展開や著書など 幅広く活動している。

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