珈琲
DAY | 2009年06月23日
届きました!
何が?というと、珈琲の豆を挽く『ミル』です。
今までは、ごりごりと手で回して豆を挽く、レトロで見栄えのおしゃれな『ミル』をキッチンに置いていたのですが、どうも寝ぼけた朝には面倒で。。。デロンギの電動『ミル』を購入しました。
我が家のキッチンには、過去3度しか使ったことがないエスプレッソのマシンから、カプチーノが作れるスチーマー付のマシンまで揃っている。「バリスタ気分」で張り切って揃えた引越しの日が懐かしい。丁度、テレビショッピングで使いこなせない健康器具を買う人の気持ちが私にはよくわかる。
今でこそ珈琲好きな私だが、小学生の頃はミルク珈琲すら飲めない、珈琲が苦手な子供だった。ある日の社会見学で、明治乳業の工場を訪れた私たち3年1組は、お土産に三角形のパックに入った珈琲牛乳をもらった。「普通の牛乳でよかったのに・・・」そう思いながら帰り道、近所の飼い犬『ノンノ』に飲ませることにした。基本的に犬が苦手な私は、給食で出た嫌いなパンやいかの天ぷらなどはこの犬に投げこんでいた。本当にどうしようもない小学生だったと、今反省している。
ある日の朝、父が珈琲を飲んでいるとき、「あー、目が覚めるなぁ」と言って、それはそれはおいしそうに飲む姿を見て、大人になったら是非トライしてみようと秘かに思っていた。
そんな私も18歳で師匠ケビン山﨑の元に弟子入りし、拠点をシアトルにおいていた頃、ミーティングに使う場所はいつも「SEATTLE‘S BEST」だった。
「珈琲はちょっと苦手で。。。」そんな私に「これなら飲めるでしょ」と教えてもらったのが、カフェラテだった。
これがなんとクリーミーで美味しく、飲んでいるうちに食後には必ずと言っていいほど、カフェラテが飲みたくなっていた。レジ横には、コーヒー豆をチョコでコーティングしたお菓子が売っていて、シアトルに行く度にトランク半分はそのチョコを買って帰ることもしばしばあった。徐々に珈琲が好きになった私は、珈琲カップの大きさや形が違うことで味の違いが分かるほどになっていた。
私たちの舌には、表面にある味細胞(=味蕾“みらい”)の位置で味を感じるといわれており、舌の奥が苦味を感じ、左右の両端が酸味、先端から少し奥が辛味、一番先端が甘味を感じるらしい。ということは、舌のどの部分に触れるかによって、味が違って感じるのかもしれない。カップの口径の広がりや深さによって味わいが違って感じるのもなんとなく納得できる。でも、そんなに私は繊細ではないので、なんとなくの香の違いを感じた、ただそれだけのことかもしれない。
そもそも、珈琲豆は植物学的にいえば、「アカネ科の珈琲という植物の種子」で、その種を取り出し精製と言う工程で生豆にし、その後焙煎と言う工程で加熱する。と言う形で作られる。
初めて珈琲豆が発見されたのは、アフリカ(アビシニア)だといわれているが、現在世界60ヶ国で栽培されている珈琲は、アフリカからアラビアに移植、オランダセイロンに渡り、インドからインドネシア、そしてオランダ、フランス・・・などへ広がりをみせた。珈琲の栽培に適した地域は、赤道を中心に南北緯25度の地域に集中しており、地球をぐるっと帯を巻いたような地域になるため、「コーヒーベルト」と呼ばれている。
日本では明治時代にそのベルトにこそ属してはいない地域だが、小笠原で国産珈琲を作ろうという試みが実行された。移植された6種類の珈琲のうち4種類が枯れたり、1種は育っても結実せず、1種は風害に弱いなどの問題がおき、結局失敗に終わったらしい。しかし、今では少量ながらも収穫があるようになった。
珈琲に入っている成分として一番有名なのが、カフェイン。
カフェインは、眠気覚ましなど興奮作用や利尿作用、交感神経を刺激する作用もあるため、珈琲を飲むと体脂肪の燃焼が促進するとも言われている。また胃酸分泌促進作用もあり、油ものを食べる際に飲むと胸焼けが軽減されるということも聞いたことがある。
道理で、シアトルのジムでトレーニングをしていたとき、玄関のフロントデスクには珈琲が準備され、みんなマイタンブラーにそれを入れ、飲みながらトレーニングをしていたはずだ。
今や「ほっと一息」の1杯の珈琲には、いろいろな物語と役割があるんだなぁ、と感動した。
爆音を立てる我が家の『ミル』だが、部屋が珈琲の良い香に包まれる朝は、私の一日を支えるとても大切な時間になっている。今日は、カプチーノに「愛」という文字を書いて飲んでみた(笑)

