イチゴ
DAY | 2010年01月26日
お正月気分に浸る暇もなく、私の忙しい毎日はやってくる。
ちょっとくらい、ご褒美を・・・。なんて思いながら買い物に出かけた。
イチゴの形をした赤いピアスが、ころりとかわいくお店のショーケースにあった。
「わー。かわいい」と目をとめたが、どうやらルビーで埋め尽くされたそのイチゴは、葉の部分がエメラルドなのであろう、イチゴなら何百粒購入できるだろうか・・。という値段であった。 イチゴちゃんというキャラでもないので、勿論購入には至らなかった。
以前お話したことがあったかもしれないが、私は巨峰と、白桃と、グレープフルーツをこよなく愛し、この3つをベストフルーツにあげている。しかし惜しくも殿堂入りをしなかったイチゴも4位の座を位置取っているのであった。
そしてそんな私が今、イチゴのピアスよりも手に入れたいと思っているのが、「白いイチゴ」その名も『初恋の香り』だ。
東京ミッドタウンの果物屋さんで、売っているらしい。日によってまちまちだが、ほぼ毎日1パック(12~18個)前後が入荷する。あればあるだけ売れてしまうのだそう。通常のイチゴは1個あたり30円前後のところ、この白いイチゴ『初恋の香り』は1000円もする。1000円のイチゴ!!どれだけ甘いのだ!?と思ってしまう。一見見たところ、どう見ても未完成もしくは、腐っている?とすら思ってしまうこのイチゴ。このイチゴは実が赤くならないため、食べごろの見極めが相当難しいのではないだろうか? 6歳のころ初めて作ったとうもろこしの収穫時期を間違えて、へちまのようなとうもろこしを手にした自分を思い出す。父は追い討ちをかけるように「ははは、まだできてへんやんか。なにしてんねんな。」と・・。あの時ばかりは、父に襲い掛かりそうになった。それはさておき、そもそも、この白いイチゴを開発したのは、山梨県北社市の種苗会社、三好アグリテックで、約20年前イチゴの交配をしていて、突然白いイチゴを見つけたという。品質が安定するまで交配を繰り返し、2008年12月に販売を始めたらしい。収穫には通常のイチゴの約3倍の時間がかかるというのだから、お値段も高いはず。イチゴにはそもそも、ビタミンCや食物繊維、抗酸化物質のポリフェノールの一種、アントシアニンも含まれている。ビタミンCにおいては、100g中62mg一日9~10粒食べれば、一日に必要なビタミンCを補うことができる。そのビタミンCの量は、りんご<パイナップル<みかん<グレープフルーツ<オレンジ<イチゴというのだから、驚きだ。そして、それらの中でももっとも食物繊維を多く含むらしい。それでいて、カロリーは一番低いというのだから、これまた、驚き。
日本にイチゴが伝えられたのは、江戸時代。本格的に栽培をし始めたのは、明治5年だと言い伝えられている。甘酸っぱいそのイチゴは、いろいろなかわいいネーミングでも知られる。「とちおとめ」「ひのしずく」「やよいひめ」なんて、なんとも日本の果物らしい名前。しかし、元はオランダで栽培が始まったというのだから面白い。
栄養価も、ネーミングもいろいろあるが、イチゴといえばスウィートでかわいいイメージ、白いイチゴなんてロマンチック! 愛を実らせるとした「ワイルドベリー」だって、聞くだけでなんとなくやさしくなれる。白いイチゴもいいけれど、イチゴを育ててみようかなぁ。張り切ってガーデニングセットを購入した私に、「ベランダのサボテン、腐ってたよ」と、ぼそっと、旦那がそう言った。

