プッチーナ
DAY | 2010年03月29日
春・・・
春の野菜でも食べてみようかと、スーパーに行って「春野菜コーナー」をうろうろしていた。つくし、筍、菜の花・・・。かごに入れて、すぐに戻した。
無理だ。購入しても、生で出すしかない。
そんな時、お母さんってすごい人だなぁ、とつくづく思う。
つくしのお浸しと、蕗が入ったコロッケなど、子供の頃はどうしてこんなおばあちゃんの食べるようなものばかり出すんだ。と思っていたが、季節の味を幼いころから味あわせてくれた。その料理上手なお母さんを尊敬する。
私は、勢いづいてかごに入れた春野菜たちに惨敗しているわけで、なんとも、情けない。
そんな私をみて、いつも福岡に行くとおいしいものをくれる方がいる。
この間、福岡に行った時には、不思議な葉っぱをいただいた。
「生ハムにくるんで食べたら、おいしいよ」そう言って、生ハムまで添えてくださった。
その葉っぱは、洗いたての葉にみえるほど、しずくのようなものが沢山くっついている。
葉っぱが震えているように見えるその外見は、お世辞にも「おいしそう!!」とは言えない。
道端に生えていたら、まず食べない。 まぁ、道端の草は食べる事の方が少ないが、要は毒があるか?カビが生えているか?と思ってしまう。そんな感じ。
ところが、私、この葉っぱ「プッチーナ」にはまってしまった。
食感が何とも言えない。沖縄で海ブドウを食べた時の衝撃と似ている。
カソカソというか、ソクソクというか、とにかくそんな感じ。
召し上がった事がある方には、この表現はぴったり来ているはず。
我が家の冷蔵庫の扉には、ドレッシングの瓶が並んでいて、ボールいっぱいの生野菜にいろいろミックスしてかけて食べるのが流行っている。「プッチーナ」にも何をかけようか?と思って選びまくっていたが、実はこれ、ほのかに塩味がしているので、このまま食べるのが最もおいしい事に気付いた。
「プッチーナ」の名前の由来は、「プチ+葉」フランス語のプチ(Petit=かわいい・小さい)とプチプチの食感の野菜を連想させる造語として名付けられたそう。アイスプラントと呼ばれる新顔野菜だ。カリウムやカロテン、ミネラルが豊富で最近では、メタボや血糖値に有効といわれるミオイノシトール、ピニトールと呼ばれる成分についても研究がすすめられ、サプリメントになっている。私が言った、しずくみたいな葉や茎に見られるキラキラした輝く粒は、ミネラル分を多く含むブラッター細胞と呼ばれる葉の一部らしい。
「プッチーナ」は植物に対する環境ストレスにも強く、アミノ酸や抗酸化物質等、機能性の高い物質を多く含む優れた野菜だという事を知り、毒だの、カビだの言った事を反省する。
しかも、あの食感も、薄い塩味も焼いても、揚げても残る事から様々な料理のアレンジを楽しめる。
「プッチーナ」だらけの食卓は、ちょっと笑えたけれど、体の中からきれいになったなぁなんて、自己満足に浸っていた。

