COLUMN  コラム

ゴーヤー

DAY | 2010年05月24日

毎年と言っても過言ではないくらい、ゴールデンウィーク近くには、沖縄に旅行に行っていた。
大きなつばのセレブな帽子に、顔が半分くらい隠れるサングラス、薄手の長そでカーディガン。そんな格好するなら沖縄にくるなよ・・・。と言われてしまう程の日焼け対策をしていた。
とりわけ、沖縄が大好きなわけではないが、少ない休日を利用して、ちょっとした異国気分を味わうには、沖縄が手っ取り早かった。
地方に行くと、その土地の特産品が食べたいと思う私は、沖縄に行くと、必ず毎食ゴーヤーを食べる。ここにも、ちょっとした健康オタクの血が騒いでいるのかもしれない。
「良薬は口に苦し、年寄りはゴーヤーでよみがえる」昔、今は亡きおじいちゃんがそう言って、一気にゴーヤーを食べていた。私はまだ幼かったので、薬は必要ないと思っていたし、ゴーヤーは年寄りになった時に、長生きをするため、命の巻き返しを行うのに食べるものだと信じていた。(余談だが、おじいちゃんは数多くの間違った伝説を教えてくれた。代表するものとして、すいかの種を100粒まいたら、すいかが1つできると言われたので、すいかの種を100粒集めた経験が私にはある。)
おじいちゃんの名誉にかけて、ゴーヤーの事を調べてみる事にした。
ゴーヤーの主な成分は水であり、全体の95%を占めている。
まぁ、他の野菜もほとんどが水でできていることから、珍しいわけではない。
タンパク質や、脂質と言ったものもほとんどなく、低カロリーの食材(ゴーヤー100gで17Kcalこれは、ゴーヤー約半分の大きさに相当する)である。ただ、ゴーヤーには、無機質に分類されるカロリーのない栄養素、ビタミンCがかなり多く入っているらしい。ゴーヤー100g中には、76mgのビタミンCが入っている。成人男女の1日のビタミン所要量が100mgなので、ゴーヤー1/2本食べると1日に必要なビタミンの約80%が摂取できるというからうれしい。しかも、通常熱に弱いビタミンCであるが、ゴーヤーのビタミンCは熱に強く、炒める、焼くと言った料理法でもさほど損失する事がなく、カラダに吸収できるらしい。
また、このゴーヤーに含まれるチャランチンは、血糖を下げる働きのあるホルモンで、インスリンの分泌を促すといわれ、糖尿病に有効であると多くの文献で紹介されている。
その他、ゴーヤーの果実や種子から単離された蛋白MAP30は、ガン細胞を攻撃する、ナチュラルキラー細胞を活性化させ、ガン細胞の増殖を抑えると言われている。先に述べたビタミンCも、ガンの原因である酸化物質の生成を抑制する働きがあるため、ガンに関しての対策としては、かなり信憑性がある。
ゴーヤーの成分の素晴らしさは、分かったが、あの何とも言えない苦さ。それはどこから来るのだろう?
そもそも、「苦い」という文字は「くさかんむり」を戴いていることからも分かるように、植物の中に苦い味がするものが多い事から、この文字が成りたったようだ。私たちが口にし、自然界に存在する苦味の代表的な種類の中に、テルペノイドと言われる物質があり、その中でも、瓜科の植物には、ククルビタシンと言われる苦味の物質が含まれている。このククルビタシンはゴーヤーの皮の部分に多く含まれており、ゴーヤー自体が外的から身を守るためのものだったとか・・・。
最近では、都内のスーパーでもゴーヤーを目にするようになった。
自分では調理をした事がなかったけれど、このコラムを書くにあたって、先日、一度自分で料理をしてみた。ゴーヤーの代表作「ゴーヤーチャンプル!」ゴーヤーを半分に切って中の種をスプーンで取り除くと、食べるところはちょっとである事に気付く。手際良くと言いたいところだが、ここは正確に申し上げて、慎重に調理した結果、沖縄で食べたゴーヤーチャンプルが我が家の食卓にも登場!ゴーヤーのピクルスや、お浸し、チャーハンなど色々と作ってみた。最近は新しいホームベーカリーも購入した事だし、ゴーヤーブレッドに挑戦してみようかな!!お調子者のおじいちゃんの血を受け継いだ私は、これでもか!と言うほど調子にのって、ゴーヤー料理にはまるのであった。

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PROFILE

池澤智
いけざわ とも
PROFILE

トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
女優やモデル、アーティストなど多くの有名人やセレブの肉体改造を手掛け、高い評価を得ている。 その傍らトータル・ワークアウトの理論に基づいたオリジナルフードの開発も行い、店舗展開や著書など 幅広く活動している。

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